関東工事・卸組合定例懇談会
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開催日時:
2024年(令和6年)3月12日(火)15:00〜16:30
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開催場所:
板硝子会館5F 会議室
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出席者(工事組合)
田中(敏)理事長 山田副理事長 伊藤副理事長
事務局 前山
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出席者(卸組合)
田中理事長 池田副理事長 内藤副理事長 事務局 近藤 佐竹
懇談会次第
○
出席者紹介
○
田中理事長挨拶(当番代表挨拶)
○
田中工事組合理事長挨拶
○
懇談会
1)
材料価格・労務費高騰に関する件
2)
板ガラス用パレット回収に関する件
3)
板ガラスリサイクルに関する件
4)
その他
①
2023年12月期板ガラス生産出荷動向(一社 板硝子協会発表)
②
一社 板硝子協会資料「ガラス産業2024年の課題」
懇談会議事録
別紙 懇談会議事録 参照
以上
懇談会議事録
1)
田中理事長(卸)挨拶
昨年、機能ガラス普及推進協議会で事業部会が創設され、立案段階から流通も参加→防災G寄贈先の選定(京都市八条中学校)、板ガラスフォーラムでの学生を含めたパネルディスカッションの検討など。また板協が実施した、九州全域でのパレットの3メーカー共同回収実験が終わり他地域への展開フェーズへ。本日はカーボンニュートラル、ガラスリサイクルについても議論させていただきたい。
2)
田中理事長(工事)挨拶
3/13工事組合全国理事会では残業規制が話題になる予定。GCからサスティナブル経営の要請もあるが残業規制→工期遅れ対策検討必要、GCに申し入れている。本日はこの点についても議論させていただきたい。
3)
意見交換
①
GCへの運賃/施工労務費の値上げ:Gメーカーでは現場配送料値上げの動きあり。ただし待ち時間の対価などの具体的要請はこれから。施工職人の日当も値上がる。→GCへの運賃、施工費アップの申し入れ検討中。GCとの間での契約は材+工事一式であるため、しっかり説明する必要がある。
←公共工事は設計単価に近づけるようGCに要請、埼玉県が中小企業向けに「値上げ文書のひな形」を用意したり、賃金アップへの補助金制度など、政府の後押しも活用を。
②
物件見通し:大都市での大型再開発は2030年まで続くが中小ビルは建設価格高騰で手控える事例が出てくると予想。大手GCは人手不足で中小物件を受注できない状況、中小GCも受注件数は少ないが値上げ効果で利益出ている。
③
ガラスの価格転嫁:値上げ率は不満足だが、取引先各社に広く浸透してきている。輸入ガラスはCWユニットや手すり用合わせなどに限られてきており国産品と棲み分けの傾向。
④
ガラスリサイクル:板協での取り組みの背景に、CO2削減と経済安全保障の要求もあることや、関連情報(解体現場からの回収事例、LIXILのリサイクルサッシなど)を共有。また、回収するガラスの異物の基準や、リサイクルガラスに対する施主の理解を得る必要性、など意見交換。CO2削減の観点ではガラスの運搬やビルの空調への貢献なども含めたライフサイクルで捉える必要性を共有。
次回の懇談予定:9月6日(水)15:00(工事組合当番)
以上